外科系の用途

外科系の用途

人工膵臓の外科系用途

  • 連続血糖測定
  • 周術期・急性患者の血糖管理*6,7,8
  • 高カロリー輸液時の血糖管理
  • 厳密血糖管理時の低血糖防止
  • *6 花﨑和弘. 血糖コントロールにおける人工膵の役割.侵襲と免疫 19(4):162-167, 2010
  • *7 Hanazaki K, Maeda H, Okabayashi T. Tight perioperative glycemic control using an artificial endocrine pancreas. Surg Today 40(1):1-7, 2010
  • *8 Takahashi G, Sato N, Endo S. et al:Preliminary study on glucose control with an artificial pancreas in postoperative sepsis patients. Eur Surg Res 47(1):32-38, 2011

臨床データ

症例1 肝臓がんに対する左肝臓切除(スライディングスケール法による血糖管理)

人工膵臓STG-22を用いて周術期の血糖値の変化をモニタリングしました。
患者は非糖尿病でしたが、術中から術後ICUまで高血糖状態が続いたため、スライディングスケール法による 血糖管理を行いましたが十分な効果が得られていないことがわかりました。

症例2 食道がんに対する胸部食道切除(人工膵臓STG-22による血糖管理)

非糖尿病患者が手術により高血糖となったため、人工膵臓STG-22で血糖管理を行ったところ血糖値が安定し、 良好な管理を行うことができました。

保険点数

J043-6 人工膵臓療法(1日につき) 3,500点
(出典:平成28年厚生労働省告示第五十二号)

適用については、以下のとおりです。
(出典:保医発0304第3号 平成28年3月4日診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について(通知))

J043-6 人工膵臓療法(1日につき)

  1. 人工膵臓療法は糖尿病患者の治療に際して、周術期における血糖コントロール等を目的として、血管内に留置した二重腔カテーテルから吸引した血中のグルコース値を連続して測定し、持続的な血糖管理を行った場合に算定できる。
  2. 算定の対象となる患者は、次の療養が必要な糖尿病等の患者であって、医師が人工膵臓療法以外による血糖調整が困難であると認めたものである。
    • 高血糖時(糖尿病性昏睡等)における救急的治療
    • 手術、外傷及び分娩時の血糖管理
    • インスリン産生腫瘍摘出術の術前、術後の血糖管理
  3. 人工膵臓療法と同一日に行った血中グルコース測定は別に算定できない
  4. 穿刺部位のガーゼ交換等の処置料及び材料料は別に算定できない。
  5. 人工膵臓療法を4日以上実施した場合の費用は、3日目までの所定点数に含まれ別に算定できない。

施設基準

(出典:保医発0304第2号 平成28年3月4日 特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(通知))

第57の2の3  人工膵臓療法
人工膵臓療法に関する施設基準

  1. 患者の緊急事態に対応する緊急検査が可能な検査体制を有していること。
  2. 担当する医師が常時待機しており、糖尿病の治療に関し、専門の知識及び少なくとも5年以上の経験を有する常勤の医師が2名以上配置されていること。
  3. 人工膵臓療法を行うために必要な次に掲げる検査が当該保険医療機関内で常時実施できるよう必要な機器を備えていること。
    • 血液学的検査 赤血球沈降速度、赤血球数、白血球数、血小板数、ヘマトクリット値、ヘモグロビンA1C、血液浸透圧
    • 生化学的検査 グルコース、アンモニア、ケトン体、アミラーゼ、総窒素、尿素窒素、総コレステロール、インスリン、グルカゴン、ナトリウム、クロール、カリウム、無機リン、カルシウム
  4. 100人以上の糖尿病患者を入院又は外来で現に管理していること。
  5. 入院基本料(特別入院基本料を除く。)を算定していること。
  6. 前記各項でいう「常時」とは、勤務態様にかかわらず、午前0時より午後12時までの間のことである。
  7. 医療法第30条の4第1項に規定する医療計画との連携も図りつつ、地域における当該療法に使用する機器の配置の適正にも留意されていること。
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