高度管理医療機器 血球細胞除去用浄化器
医療機器認証番号:30200BZX00069000
イムノピュアは潰瘍性大腸炎の治療に用いられる血球細胞除去用浄化器です。
白血球を選択的に吸着除去します。
イムノピュアとは
潰瘍性大腸炎の治療に用いられる血球細胞除去用浄化器です。
直接血液灌流法(DHP)による治療に用いられます。
白血球を選択的に吸着除去します。
◇使用目的・効果
潰瘍性大腸炎患者の活動期における寛解導入を目的として、白血球除去療法に使用します。
(ただし、中等症の難治例の患者)
潰瘍性大腸炎と治療方法
◇潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍ができる、大腸の炎症性疾患です。症状としては、下痢や粘血便(血液、粘液、膿の混ざった柔らかい便)、腹痛、発熱や体重減少などがあります。炎症は直腸から始まり、ひどくなると大腸全体に広がります。
潰瘍性大腸炎において腸粘膜に活性化した白血球が集まっており、これらの白血球が大腸の粘膜を攻撃し、炎症を引き起こしていると考えられています。※
■炎症が起こるしくみ:浸潤した白血球が腸粘膜を攻撃
◇血球成分除去療法とは
血球成分除去療法とは、患者様の血液から活性化した(活動が活発になった)白血球などを取り除く治療法です。活性化した白血球は炎症の悪化や、症状の改善がみられない状態が続く原因の一つです。この治療で患者様の血液から白血球を取り除くために使用する機器を「血球細胞除去用浄化器」といいます。
■寛解導入療法
潰瘍性大腸炎の治療には、薬剤による内科的治療、血液体外循環による血球成分除去療法、および手術による外科的治療があります。
その中で薬物療法が主流である一方、薬剤で効果がみられない場合や副作用に耐えられない場合もあります。
治療の選択肢の一つとして、中等症以上の症例に対し、薬剤と併用しながら血球成分除去療法を施術することもできます。
血球成分除去療法は20年以上の臨床実績を有しています。※
※鈴木康夫. 潰瘍性大腸炎に対する血球成分吸着除去療法. 日本内科学会雑誌. 2009, 98, 61-67.
治療フロー
◇構造・仕様
◇使用方法・治療条件
使用方法:直接血液灌流法(DHP)
血流量: 30 mL/min
治療時間:1時間
抗凝固薬:ヘパリン
仕様
吸着剤 | 材質 | ポリアリレート |
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ケース | 材質 | ポリカーボネート |
長さ | 189 mm | |
直径 | 75mm | |
血液充填量 | 135 mL | |
滅菌方法 | ガンマ線 |
・外観、仕様は予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
・外観写真は実際と異なる場合があります。
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販売名 | JMDN コード |
承認番号等 | 高度管理/ 管理/一般 |
特定保守/ 設置管理 |
クラス分類 | 作成/改訂年月 |
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イムノピュア | 70537000 | 30200BZX00069000 | 高度管理 | - | Ⅲ | 2021年2月改訂 |
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・使用にあたっての“警告・注意”については、「電子添文」・「取扱説明書」に記載しています。